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走行中にバイクのエンジン警告灯が点いたり、点滅に気づいたりすると、原因が分からなくて焦りますよね。あなたがバイクのエンジン警告灯の原因や消し方を探しているなら、警告灯が消えないときの考え方、故障コードの見方、O2センサー不良の症状、バッテリー電圧低下の影響、OBD2診断機の使い方、サービスカプラの場所、ECUリセットのやり方まで、一気に整理できると安心できるはずです。
この記事では、Rider’s Note運営者の私が、現場でよくあるパターンをベースに「まず何を確認して、どこまで自分で判断して、どこから整備工場に任せるべきか」を、なるべく迷わない順番でまとめます。ここ、気になりますよね。大丈夫、順に見ていけば落ち着きますよ。
- エンジン警告灯が点灯する代表的な原因の整理
- 点滅の意味と故障コードの扱い方
- OBD2診断機やECUリセットによる消し方の注意点
- 消えないときの判断と整備工場へ行く目安
バイクのエンジン警告灯の原因と消し方
このパートでは、警告灯が点く「原因側」をしっかり掴みます。原因のイメージができると、対処や消し方(リセット)の判断がブレにくくなります。
バイク警告灯点灯の主な原因

バイクのエンジン警告灯(チェックエンジン、FIランプなど)は、ざっくり言うとECU(エンジン制御コンピュータ)が「いつもと違う」と判断したときに点きます。ここがポイントで、完全に壊れたときだけじゃなく、センサーの数値が一瞬飛んだ、接触不良で信号が途切れた、電圧が落ちて制御が不安定になった、燃焼状態が一時的にズレた、みたいな“ブレ”でも点灯します。だから、点いた瞬間に最悪を想像しがちなんですが、まずは落ち着いて「どの系統が怪しいか」を絞っていくのが正解です。
原因の大分類は、センサー系、燃料・点火系、電装・電圧系、配線・カプラー系、そして一時的要因です。センサー系はO2センサー、吸気温・吸気圧、スロットルポジション、スピードセンサーなど。燃料・点火系はプラグ、イグニッションコイル、インジェクター、燃料ポンプ周り。電装・電圧系はバッテリーや端子、充電系(レギュレータやジェネレーター)など。配線・カプラーは、熱・振動・水分で地味にダメージが蓄積します。さらに、転倒後や洗車後、雨天走行後などの「一時的な条件」で警告灯が点く車種もあります。
まず押さえると迷いが減る「原因の切り口」
- センサー系:劣化、汚れ、誤作動、信号の飛び
- 燃料・点火系:失火(ミスファイア)、噴射不良、燃圧低下
- 電装・電圧系:バッテリー低下、端子緩み、充電不足
- 配線・カプラー:腐食、断線しかけ、擦れ、接触不良
- 一時的要因:湿気、温度変化、条件が揃ったときの誤検知
私のところに来る相談で多いのは、街乗りメインの車両で「バッテリーが弱ってきた+短距離+電装品追加(USB電源やグリップヒーターなど)」の組み合わせです。走れるけど点灯する、しかもたまに消える、みたいなやつ。こういうときは、いきなり高い部品を疑う前に、電圧や端子、カプラーの状態を見たほうが早いことが多いです。逆に、吹け上がり不良や失速が同時に出ているなら、点火・燃料系の可能性がグッと上がります。
安全面の注意:点灯と同時に、失速、吹け上がり不良、異音、焦げ臭いにおい、白煙などがあるなら、無理に走らせないほうがいいです。路肩や駐車場など安全な場所で停止し、最終的な判断は専門家にご相談ください。
あと客観的な話として、二輪車にも車載式故障診断装置(OBD)に関する要件が整理されていて、排出ガスに影響する故障を運転者に知らせる考え方が含まれます。警告灯が「排ガスや燃焼の管理」と繋がっているのは、この背景があるからです(出典:国土交通省「二輪車の車載式故障診断装置の要件が追加されます。」)。
バイク警告灯点滅の意味

点滅を見ると「え、これやばいやつ?」ってなりますよね。気持ちはめちゃ分かります。点滅の意味は車種次第で、よくあるパターンは大きく2つです。ひとつは「自己診断のコード表示として点滅している」タイプ。もうひとつは「異常の度合いが強い、または注意喚起として点滅している」タイプです。どっちにせよ、点滅だけで結論を急がず、まずは症状と状況をセットで整理するのが大事です。
私がいつもおすすめするのは、点滅を見たらまず“記録”すること。点滅回数や長短のリズムって、後で思い出すと意外と曖昧になります。動画で撮っておくと最強です。次に、点滅したタイミングを押さえます。始動直後なのか、温まってからなのか、雨の後なのか、渋滞で熱を持ったときなのか。ここが分かると、センサー誤作動なのか、電圧なのか、熱ダレなのか、方向性が見えます。
点滅したときに「とりあえずこれだけ」
- 点滅の回数やパターンをメモ(可能なら動画)
- 点滅が出たタイミングを記録(始動直後/走行中/停車中)
- 体感の変化を確認(吹け、アイドリング、振動、匂い)
- 直前の出来事を思い出す(洗車、雨、転倒、電装追加)
よくある落とし穴が「ネットで見た点滅回数=自分のバイクも同じ」と思い込むこと。これは本当に危ないです。メーカーや年式で意味が違うのは普通ですし、同じメーカーでも車種が変わると別物だったりします。なので、点滅の意味を確定させたいなら、取扱説明書やサービスマニュアルを優先してください。正確な情報は公式サイトをご確認ください、というのはこういう時にこそ効きます。
走行の可否は「点滅かどうか」より「症状」で判断です。点滅に加えて失速や吹け上がり不良があるなら、無理に走らないほうが安全です。最終的な判断は専門家にご相談ください。
点滅しても走れてしまう場合、逆に判断が難しくなりますよね。そういうときは「短距離・低負荷で点検へ向かう」を基本にして、長距離や高速は避けるのが無難です。安全に寄せるほど、結果として損しにくいです。
バイク故障コードの見方

故障コード(DTC)は、警告灯が点いた理由を探るための“手がかり”です。OBD2診断機で読めたり、車種によっては自己診断モードで表示できたりします。ただし、ここを誤解すると沼ります。故障コードは「壊れた部品名」をズバッと言ってくれるものではなく、「ECUがこの系統で異常を検知した」というログです。だから、センサー異常のコードが出たとしても、センサー本体ではなく配線の接触不良や電圧低下が原因だった、ということが普通にあります。
じゃあどう見るか。私は「コード+症状+状況」で三点セットにして見ます。例えば、雨の日の後に出たセンサー系コードならカプラーの湿気や腐食を疑う。電装品追加直後ならアースや電圧。一定回転で息つきが出るなら燃料や点火の可能性も視野に入れる。こんな感じで、コードを“地図”として使うと失敗しにくいです。
故障コードを「切り分け」に使う見方(目安)
| コードが示す傾向 | 疑うポイント | 自分でできる初手 | プロに任せたい場面 |
|---|---|---|---|
| センサー系 | カプラー腐食、配線、センサー劣化 | 目視、軽い揺すりで変化確認 | 実測・波形診断が必要 |
| 点火・失火系 | プラグ、コイル、電圧、燃調 | プラグ状態、症状メモ | 失火診断、点火系点検 |
| 燃料系 | 詰まり、燃圧、噴射不良 | アイドリングや加速の傾向確認 | 燃圧測定、噴射点検 |
| 電圧・電装系 | バッテリー、端子、充電系 | 端子緩み・腐食、電装追加の見直し | 充電系の測定と原因特定 |
ここで大事な注意点がひとつ。故障コードは「消す」こともできますが、原因が残っている限り再点灯しやすいですし、後で整備工場に持ち込むときに原因追跡の材料が減ることがあります。だから私は、DIYで読むなら「まずコードを控える」を強くおすすめします。焦ると消したくなるんですが、記録があるだけで相談がめちゃスムーズになりますよ。
コード消去は「原因を潰してから」が基本です。症状があるのに消すだけは避けたほうが無難です。最終的な判断は専門家にご相談ください。
最後に、故障コードの「意味そのもの」は車種ごとに違うので、断定はしないでください。正確な情報は公式サイトをご確認ください、という注意書きが必要なのは、ここが一番ズレやすいからです。
バイクO2センサー不良の症状

O2センサー(酸素センサー)は排気側で酸素濃度を見て、燃料と空気の比(空燃比)を調整するための重要パーツです。ここが弱ると、燃焼の状態が狙い通りになりにくくなり、警告灯が点く原因になったり、乗り味に違和感が出たりします。ただし、O2センサー不良の症状は「これが出たら確定」みたいに単純じゃありません。車種の制御や劣化具合で出方が違うので、あくまで“疑う材料”として捉えるのが安全です。
体感で多いのは、低速がギクシャクする、発進がもたつく、アイドリングが落ち着かない、燃費が落ちた気がする、排気の匂いが濃く感じる、など。特に「温まってから出る」「ある程度走ってから点く」みたいなパターンは、センサーの反応が鈍くなっているケースで見かけます。逆に、冷間時だけ不調なら別の要因(点火や電圧)も疑いどころです。
O2センサー不良を疑うときのチェック観点(目安)
- 低速域でギクシャク、一定速で息つき
- 温まってから警告灯が点く/点いたり消えたりする
- 燃費が落ちた気がする(あくまで目安)
- 排気の匂いが濃い、アイドリングが不安定な気がする
ただ、ここで注意。似た症状はプラグやコイル、吸気系の二次エア、インジェクターの噴霧、燃料品質、さらにはスロットルボディの汚れでも出ます。なので私は、O2センサーを疑うなら「故障コードが読めるなら読む」「O2センサー周りの配線とカプラーの状態を確認する」をセットにします。O2センサーの配線は排気熱を浴びやすく、ハーネスが硬化して断線しかけることもあるからです。
触るときの現実的な注意
自分で確認する場合でも、無理に引っ張ったり、力任せにカプラーを外したりは避けてください。爪を折ったり、配線を痛めると別トラブルになります。目視と、明らかな緩みや腐食の確認くらいに留めて、判断がつかなければ整備工場へ。こういうときはプロの方が早いです。
注意:O2センサーを含む排気系は高温になります。点検は必ず冷えた状態で行い、少しでも不安なら無理せず専門家にご相談ください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
「O2センサーっぽいけど確信がない」なら、症状とタイミングをメモして相談するのが一番です。プロは“どの領域で違和感が出ているか”の話を聞くだけでも切り分けが進みます。
バイクバッテリー電圧低下の影響

バッテリー電圧低下は、警告灯トラブルでかなり多い盲点です。エンジンがかかってしまうと「まだ大丈夫」と思いやすいんですが、ECUは電圧に敏感で、始動時やアイドリング時に電圧が落ちるとセンサー値が不安定になり、警告灯が点くことがあります。しかも電圧が絡むと「点いたり消えたり」「日によって違う」みたいな挙動になりやすく、余計に不安になりますよね。
あなたが「最近セルが弱い気がする」「寒い朝の始動が鈍い」「短距離ばかり」「電装品をよく使う」「バッテリー交換から時間が経っている」なら、電圧は疑っていいです。ここでまずやりたいのが、端子の状態確認。緩みや腐食は、思っている以上に影響します。あと地味に多いのが、後付け電装のアース取りや配線の取り回しが原因で電圧が不安定になるパターンです。
端子とアースは「効く」ことが多いです。端子の緩み、白い粉(腐食)、アース線の共締めの状態などは、交換前に見ておいて損がありません。
自分でできる現実的なチェック
- 端子がしっかり締まっているか(緩みやガタつきがないか)
- 端子や接点に腐食がないか(白い粉や緑青)
- 後付け電装の配線が無理をしていないか(擦れ、引っ張り)
- できれば電圧を測る(テスターがあればかなり確実)
電圧の数値については、バッテリー種類(鉛、リチウム)や車種、環境温度で前提が変わるので断定はしません。なので「一般的な目安として、いつもより始動が弱い・電装が不安定」という体感があるなら、点検の価値がある、と捉えてください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
注意:電圧低下が原因でも、警告灯が点いた事実は残ります。消えた/消えないに関わらず、しばらく様子見しつつ再点灯するなら早めに点検へ。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
バッテリーは費用も絡むので慎重になりやすいですよね。だからこそ、交換を決める前に「端子」「充電状態」「使用状況(短距離・電装)」を整理して、納得して進めるのが後悔しにくいです。
バイクのエンジン警告灯の原因と消し方の対処
このパートでは、警告灯が点いた“その場”での動き方と、消えないときの考え方、OBD2診断機やサービスカプラ、ECUリセットの実務的なポイントをまとめます。
バイク警告灯が消えないとき

エンジンをかけ直しても警告灯が消えないと、焦りが一段上がりますよね。でも、消えない=即重大故障と決めつけなくても大丈夫です。警告灯は「現在の異常」だけじゃなく「過去に異常を検知して記録が残っている」状態でも点灯し続けることがあります。たとえば一時的な電圧低下や接触不良が起きたあと、症状が収まっていても、警告灯だけ残るケースは普通にあります。
ただし、消えない状態でやってはいけないのは、原因不明のまま長距離や高速で走り続けること。症状が軽く見えても、途中で悪化して止まったら危ないです。だから、消えないときは「危険サインがあるか」を最優先で見ます。吹けない、失速、アイドリング不安定、異音・異臭・白煙、これらがあるなら無理をしない。まずこれが鉄則です。
消えないときの「最優先チェック」
- 吹け上がりが明らかに悪い、加速が鈍い
- アイドリングが不安定、エンストを繰り返す
- 異音、焦げ臭い匂い、煙がある
- 警告灯以外の警告(オイル、冷却など)が出ていないか
判断がブレない「進め方」
私がよく伝える進め方は、次の順番です。安全確保→症状確認→外観確認→電圧・端子・カプラー→コード確認→整備相談。いきなりリセットに飛ばないのがポイントです。理由は単純で、リセットしてしまうと“原因を追う材料”が減ることがあるから。特に、整備工場に持っていく予定があるなら、コードを控えた上で相談する方が早く済みます。
警告灯が消えない状態での長距離・高速は避けるのが無難です。迷うなら安全側へ寄せて、最終的な判断は専門家にご相談ください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
「じゃあ、どのタイミングで整備工場?」という話ですが、目安としては、症状があるとき・原因が絞れないとき・再点灯を繰り返すときは、早めが正解です。逆に、症状がなくて一時的っぽいなら、念のため点検予定を入れつつ様子見、という運用でもいいと思います(ただし無理はしないでください)。
バイクOBD2診断機の使い方

OBD2診断機(コードリーダー)は、警告灯の原因に近づくための強い味方です。やり方の流れは基本的に「サービスカプラに接続→イグニッションON→故障コード読み取り→必要なら消去」です。ここでのコツは、読み取り前にバッテリー電圧が極端に落ちていない状態にしておくこと。電圧が低いと通信が不安定になって、読めなかったり、変なエラーが出たりすることがあります。
バイクの場合、車のOBD2と同じ感覚でいくと失敗します。コネクタ形状が専用だったり、変換アダプターが必要だったり、そもそも製品側が二輪対応していないこともあります。だから、購入前に「あなたの車種で使えるか」「必要な変換は何か」を確認するのが必須です。
OBD2診断機で「できること」と「できないこと」を分ける
- できること:故障コードの読み取り、故障コードの消去(対応範囲内)
- できないことが多い:車種固有の詳細データ、メーカー独自機能の操作、確定診断
読み取った後の「次の一手」
コードが出たら、私はまずメモします。コード番号、出たタイミング、症状。ここまでセットで残すと、整備工場で話が早いです。その次に、コードの示す系統に合わせて「起きやすい原因」から潰します。センサー系ならカプラーと配線、電装系なら端子と電圧、点火系ならプラグやコイルの可能性、という感じ。いきなり部品を買う前に、触れる範囲の確認で改善することもあります。
コード消去はタイミングが大事です。原因が残っていれば再点灯しますし、整備工場に持ち込むなら記録が残っていた方が原因追跡に役立つこともあります。最終的な判断は専門家にご相談ください。
「それでも消したい」という気持ちは分かります。そういうときは、最低限、コードと状況だけは控えてからにしてください。これだけで、後の安心感が全然違いますよ。
バイクのサービスカプラの場所

サービスカプラ(診断コネクタ)は、OBD2診断機を繋ぐ入口です。ただし、場所が分かりにくいのが難点。よくある位置は、シート下、サイドカバー内、メットイン内、タンク周辺、フレーム脇などです。見た目は「使っていないコネクタがキャップ付きで遊んでいる」感じのことが多いです。
探すときのコツは、配線束(メインハーネス)が集まる場所を優先して見ること。シート下にバッテリーがあるなら、その周辺に診断コネクタがまとめられている車種もあります。逆に、カウル車だとサイドカバー奥に隠れていることもあります。取扱説明書に載っていないこともあるので、サービスマニュアルを確認できるならその方が確実です。
サービスカプラ探しで失敗しないコツ
- 無理に引っ張らず、ロックの形状を確認して外す
- 配線をほどきすぎない(戻すのが大変になる)
- 似たコネクタに差し込まない(形が近い場合がある)
- 不安なら整備工場に聞くのが最短
ここ、気になりますよね。自分で探して見つかると達成感があるんですが、爪を折ったり配線を痛めたりすると一気に厄介になります。なので「自信がないなら無理しない」が結局コスパいいです。
関連して、同じRider’s Note内でメーカー別の対処を整理している記事があるので、あなたの車種に近い場合だけ参考にしてください。
バイクのECUリセットのやり方

ECUリセットは「原因が直った(または一時的エラーだった)けど、警告灯が残っている」みたいなときに候補になります。やり方は車種で違いますが、一般的に多いのは診断機で故障コードを消去する方法と、バッテリーのマイナス端子を外してECUを再起動させる方法です。さらに車種によってはキー操作や自己診断モードでリセットできるものもあります。ただ、ここは情報が混ざりやすいので、手順の断定は避けてください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
ECUリセットの大前提:原因が残ったまま消しても、また点きます。だから、基本は「原因を潰してから」です。
バッテリーを外すリセットをやるなら知っておきたいこと
バッテリーのマイナス端子を外して数分待つ、という方法は手軽に見えます。実際、一時的な誤検知や電圧低下が原因のケースでは、再始動後に警告灯が消えることもあります。ただ、リセットには副作用もあるので、理解してから実行したほうが安心です。例えば、時計がリセットされる、学習値がクリアされてアイドリングが不安定になる車種がある、オーディオやナビなどの設定が飛ぶ(車両による)、そして何より“診断情報が消える”可能性がある、という点です。
ECUリセットの注意点
- 原因が残っていれば再点灯する
- 整備工場で原因追跡が難しくなることがある
- 学習値が消えて、しばらく挙動が変わる車種もある
- 作業に不慣れだと端子や配線を傷めるリスクがある
私が現場でおすすめする「リセットの使いどころ」
私のおすすめは、(1)症状が落ち着いている、(2)明らかな危険サインがない、(3)原因をある程度潰した、(4)コードや状況を控えている、という条件が揃ったときに限ってリセットを検討する、というやり方です。逆に、吹けない・エンストする・異音があるのにリセットだけして走るのは危ないです。これは断言できます。
そして最後に必ず言っておきたいのは、リセット手順は車種差が大きいということ。なので、正確な手順は公式サイトをご確認ください。迷ったら、最終的な判断は専門家にご相談ください。ここで無理してトラブルを増やすのが一番もったいないです。
バイクのエンジン警告灯の原因と消し方まとめ

まとめです。バイクのエンジン警告灯の原因と消し方は、流れを決めておくと焦りにくくなります。警告灯は「異常の可能性」を知らせるサインなので、まずは安全確保と症状確認が最優先。吹けない、失速、異音、異臭、白煙があるなら無理に走らない。ここが一番大事です。その次に、原因を絞るために、電圧や端子、カプラー、配線など“起きやすい所”から順に確認します。可能なら故障コードを読み、コードは必ずメモしておく。これだけで、次の行動がすごくラクになります。
迷ったらこの順番でOK
- 安全確保→症状確認(危険サインがあれば走らない)
- 外観チェック(液漏れ、焦げ、配線の異常)
- バッテリー電圧・端子・カプラー確認
- 可能なら故障コード確認(OBD2診断機)
- ECUリセットは原因を潰してから検討
- 不安なら早めに整備工場やディーラーへ
この記事の内容は、現場でよくあるケースをベースに整理したものです。車種や年式で仕組みや手順が違うので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。あなたの安全が一番大事ですよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。






